目次
なぜ、アラクネの物理攻撃を伸ばしてはいけないと言われるのか
- アラクネは2種類のスタンと純ダメージを持つ有名なコントロールです
- アラクネには物理攻撃のグリフがあります
- これを強化するのはNGと意見があります、なぜでしょうか。質問を受けたので解説してみます
アラクネの物理攻撃を伸ばすメリット
- アラクネには自身の物理攻撃を伸ばすことで性能が強化されるスキルはありません。そのため、純粋に通常攻撃のダメージが増えます
- アラクネの物理攻撃のグリフを0→50まで伸ばした場合、物理攻撃が4,340増えます。
- アラクネはアーマー貫通のスタッツを持ちません。また、その通常攻撃は範囲攻撃ではなく、基本的に相手のタンクを攻撃します。タンクのアーマーを60,000程度と仮定した場合、このグリフ分によって与えられるダメージは200〜300程度です
- このグリフ強化に必要なエメラルド(あるいはグリフ)はLV50で43,750エメラルドです。他の強化と比べ、見合うとは言い難いのではないでしょうか。それよりもそのリソースを微育成で通用するヒーローの強化に使用し、編成の幅を広げる方が、勝てることが理解いただけると思います
- わずかな差ですが、このダメージ量の差が勝敗の分水嶺となることもあるので、メリットが全くない訳ではありません
- 物理攻撃をあげた結果、総合パワーが少し上がります。もしかしたら、相手のプレイヤーを怯ませる効果もあるのかもしれません
アラクネの物理攻撃を伸ばすデメリット
- 相手に回避のスタッツを持つヒーロー、つまりダンテ・オーロラ・ハイディ・ヤスミンのようなヒーローがいる場合、アーマー貫通を持たないことが大きなデメリットになります
- なぜなら、相手が回避に成功した場合、相手が得られるエネルギーはアーマー値を引く前のダメージに依存するからです
- つまり、例えば、当たっても3,200ダメージなのに、回避されると95,000ダメージ分のエネルギーを与えてしまいます
- 通常、物理DPSの物理攻撃を伸ばしてもメリットとリスクが釣り合うのは、アーマー貫通のスタッツが十分にあり、当たれば95,000ダメージ、回避されると95,000ダメージ分のエネルギーとなるからです
- カークなどDPSの物理攻撃を伸ばすのはメリットとデメリットが比較的に釣り合っていると言えます。相対的に、アラクネの物理攻撃を伸ばすのはメリットが少なく、デメリットが大きいと言えます
- こうした育成は自身を不利にする利敵行為となりえます。例えば、ダンテの防衛チームを相手にする場合、自身の勝率を下げる育成と言えます
- ヒーロー戦に詳しい人は、こうした状態を「低リスクでエネルギーを奢ってくれる人」としてエナジープレゼンターと呼び、カモ扱いします
- もちろん、カークやイシュマエルを相手にする場合は関係なく、回避持ちを避ければ良いとは考えられます。ただ、ダンテの普及率を考えると困難な話しです
- こうしたデメリットは実在しますが、現実は、上げても上げなくても結果は同じと言うケースが殆どだと感じます。回避の強い現環境だと、上げない方が好ましいといった程度の解釈で良いかと思います
アスタロスを攻撃した場合に与えるダメージ例
アスタロスが回避を持っているわけではありませんが、回避バフが発生している場合にどうなるかと言う話です。
物理攻撃57,329:2,600ダメージ
物理攻撃70,750:3,209ダメージ
検証結果より
上記の検証結果から、以下のようになります。
- 物理攻撃のグリフによるゲージ提供:4,340ダメージ分 *回避発生時
- 物理攻撃のグリフによるダメージ増:197ダメージ
まとめ
- 上げないのがおすすめ
- 上げたからといって決定的なマイナスというほどのことでもない、誤差の範囲とも言える
- リソースの使い道で言うと、他のヒーローのグリフを優先した方がトータルで強くなれると思う。育てる人数が増えるとグリフは不足気味になりやすい
おまけ:R+2の血濡れた蓮の炎
個人的には装備させていません