[Hero Wars攻略]どうしてクラッシュ・オブ・ワールドには引き分けが存在するのか

考察とできること
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考察とできること

クラッシュ・オブ・ワールド(CoW)は最大得点が7,500点となります
対戦する双方のギルドがお互いに全拠点を制圧すれば、引き分けとなります。この点に限れば、ギルド戦と同じです
そして、ギルド戦と違い、ある程度のミス回数が許容されています。このため、現状はある程度以上強いギルド同士が戦うと、引き分けが多発します
この引き分けの多さはプレーヤーたちを辟易とさせています
では、なぜ、引き分けがあるのでしょうか
そして、なぜ、引き分けがなかなか仕様変更されないのでしょうか
ここではその理由を推測してみたいと思います

引き分けが必要な理由

CoWはギルド戦と異なり、ギルドメンバー全員が参加します。ギルド内に休憩スペースや見習い席は存在しません。ギルドそのものが常在戦場であり、メンバー全員が一員として貢献を要求されます
全てのプレーヤーはヒーロー戦もタイタン戦も要求されます。そして、ヒーロー戦は適当に攻撃をすると、相手にゲージだけを与えて倒しづらくしてしまう利敵行為となります。といって攻撃せずにいることを当然とする態度は他のギルドメンバーの士気を下げ、ギルドを崩壊に導きます。つまり、ヒーロー戦を真面目にやる以外の選択肢が許されないようにゲームデザインが設計されています
こうしたハードなゲームデザインの緩和策の１つとして、全ての攻撃回数を使い切らずとも全ての拠点を制圧できるようにバランスが考慮されています
CoWはシルバーリーグ以上のギルドにとって常設コンテンツであり、Hero Warsをある程度以上に真面目にゲームプレイするのであれば、原則として、参加することになります
一方、Hero Warsは長い時間をかけて一人のヒーローを育てるゲーム性を持ちます。じっくりと遊ぶゲームと言えます。何年もプレイし続ける人が多いゲームだと思います
何年も遊ぶのですから、あまりハードなゲームプレイを常設のコンテンツとすることは現実的ではありません
こうした、長年のプレイングとの折り合いを考慮すると、CoWをそのゲームデザインに即して真剣にプレイし続けられる人は、限られた人になります。ほとんどの人は自身の生活の変化に即して、ギルドを辞めるとか、そういうことを考えざるを得なくなります。そして、それはHero Warsというゲームコンテンツから距離を置くことにもつながっていくでしょう
このようなため、CoWの真剣さを求める側面と、Hero Warsの長期的なコンテンツという側面は、バランスを必要とします
もし、引き分けがなくなれば。それはノーミス前提のゲームに近づいていくということです。多くのギルドはミスした人を責める環境に傾くでしょう。こうなると、状況に耐えられない人は多いと思います
しっかり遊べない人は割り切って諦めればいいだけだ、弱者の逃げだと思う人もいるかもしれません。しかし、そのような思想で、フルコンテンツを楽しめ権利をごく少数のプレイヤーに限定したゲームの末路はあまり良いものではありません。Hero Warsを続けることを諦める人が増えると考えられます。その結果、一部のハードなプレイを維持できる強者たちも、ユーザベースの縮小の中で、ゲームへの興味を失いやすくなります。こうなると、プレイヤー数は急速な縮小均衡が進むのではないでしょうか
CoWは現在のところ、Hero Wars にとってメインコンテンツの１つです。しかし、その報酬の少なささや、攻撃失敗を前提としていることで、危ういバランスを保っている状態といえます

CoWはどうなるべきなのか

現状、CoWのゲームデザインに納得をしないギルドはCoWから撤退し、ギルドレイドに集中するという選択肢もでています
色々な意見がでていますが、同一シーズン内で同じギルドと何度も戦うことになる点が最も広くユーザからの要望の上がっている内容となっています。まずは何らかの形で、この要望背景への回答が示されることが期待されます
一方で、上記の要望への対応は全てへの十分な解決策ではなく、Nextersは現在難しいゲームデザインの改善を迫られていると考えられます

CoWに不満を持つ人たちへ

現在のゲーム内容に感じている不満は正当なものです。それは伝えられるべきですし、意見表明も価値があります
一方で、単純に引き分けをなくす選択肢は、ゲームの衰退を招く可能性が高いことは留意が必要です
多くのプレイヤーが不満を感じていることを単純に解決できないからこそ、現状が存在していると解釈できます。引き分けだけではなく、チートであったり、ユーザビリティであったり、さまざまな課題が存在します
このような状況でプレイヤーが取れる選択肢は限られます
こうした不満が長く続けば続くほど、ユーザ数などに悪影響がでます。そのような状況をNextersが座視せず、自らのビジネスのために改善することに期待したいものです