征服エリアに疲れた人が増えたことへのメッセージ
- AoC(征服エリア)には疲れた。AoCはもう遊びたくない。そんな意見を聞くことが増えてきました。それは現状のトップギルドですら同じです
- そこで、AoCの現状を整理してみました。そこから、「あまり頑張らなくていいのではないか」という見解を紹介します。そして、AoCが生まれた背景も考察します
- みなさんが、このゲームモードへの受け止めを考える参考になることを願っています
現状整理
- 征服エリアのようなイベントの面白さは、集まった人でワイワイしつつ、勝ちに行くことにあります
- また１チームでの他チームとの攻守を考えることから、CoWとは違うヒーロー編成の考え方が求められるのも楽しみです
- 一方で、大きな問題があります。平日24時間進行の張り付き勝負という前提条件です
- 今ある、どんなトップギルドも、AoCにはそれほど適性がありません。それは張り付き勝負しきれないから。AoCのためのギルドを作るなら、本質的にゲームを最優先で日々の生活を組み立てられる人を集める必要があります。昔、MMOのガチギルドというと、仕事を辞めてMMOのゲームライフに専念する人たちのギルドすらありました。今のHero Warsでは、そうしたギルドはありません
- 従来のHero WarsのガチギルドはCoWやギルドレイドの高難度に怯まず、高いスコアを誇るギルドです。トッププレイヤーは経済的な自由・知力・プレイヤースキルが重要指標であり、プレイ時間はそこそこで良かった。これはギルドの存続に有利です。時間的な拘束が緩いなかで真剣勝負がしたい。Hero Warsはそんな人たちに長く愛されてきました。一般に、ゲームへの拘束時間の長さは、ゲームからプレイヤーが去る速度と比例します。これは課金している人に顕著な傾向とされます
- 私の尺度で見れば、CoWのトップギルドたちですら、その多くはAoCに本腰を入れていません。コロナ禍が明けて、社長も社員もオフィスへの回帰が進みました。日中は会社にいて、夜は寝ている。そういうのがスタンダードになりました。征服エリアはどうでしょうか。起床中はずっと画面を立ち上げておき、食事中も目を離さず、就寝中も2時間に1回はタイマーで戦況確認すべきです。AoCに求められるトッププレーヤーとは、それができる人です。できない人はできる人に勝てません。加えて、様々な不正行為もあります。そんな現状を多くの人が批難しています
- Hero Warsといえば、ギルド戦・CoW・ギルドレイドがゲームの中心です。一週間の中で、限られた試行回数の中で、最高の結果を目指すゲームです。準備をして、たった2分間の真剣勝負をする。その緊張感。ToEも同じです。そして、それがHero Warsの中心であることは今も変わりません。プレイ時間を競う征服エリアはこのゲーム全体の方向性から見ても、特異な競争指標を持ちます
- ちなみにアリーナやアリーナイベント(宇宙バトルなど)もリアルタイムでは？という意見もあるかもしれません。ただ、それはチーム戦でプレイヤーを惹きつけてきたHero Warsにとって、メインコンテンツではない。それが多くの人の解釈だと思います。また、個人戦だから許容されてきた面もあるはずです。頑張らなくてもギルドに迷惑をかけないので、取捨して調整できるのです。できないからギルドを抜けよう・引退しようとなりません
- ここに書いたことは極論だと感じる人もいるでしょう。ただ、このゲームモードで本当に勝ちにいきたいと願った時、このような思考を辿り、限界を感じるのです
- もちろん、そもそもパワーが極端に違う相手とマッチングされているプレイヤーにとって、この状況は、未来の話でしかありません。今の悩みはマッチングだと思います
方針設定
- 色々なことを踏まえ、私たちはどうあるべきでしょうか
- あまり真剣になってはいけないのは確かです。突き詰めれば、仕事も睡眠時間も許されません
- ただ、このゲームモードが伝えようとしている面白さもある。リアルタイムにワイワイと勝ちに行くことです
- このゲームモードへの、人々の心は様々でしょう。できるだけ真剣に遊びたい心と、もういいやと思っている心と。どちらも個人の中にあるはずです。私個人の中にも両方の心情があります。人の心情とは確固たる信念を持つべきことでもなければ、恋のように揺蕩うものです
- 決して魅力的な側面がないゲームモードではありません。ただ、AoCの現状はHero Warsにローンチするには問題が大きすぎます。それが私個人の心象です
- そして、そんなものに向かって頑張りすぎると、長い目で見れば、副作用があります
- 無理のない範囲に遊ぶか、放置するか。今は、そのような方針が良いように考えています
補足：なんでこんなゲームモード？
- まずHero Wars自身は”虚無”と言われる、することがない時間をどう埋めるかという点に課題を感じていたことがCMの発言から伺えます
- 数ヶ月程度のユーザの継続という観点から、取り込むべきユーザをカジュアル層からゲーマー層に広げたいという気持ちも感じられます。ただし、このゲームに固有の超長期プレイをするコア層は他のゲームと棲み分けがあり、一般的な運営戦略が当てはまるとは言い切れません
- 加えて、従来の競争指標だと、チート対策に限度があると考えた可能性があります
- 他のゲームの傾向やヒット条件をマーケティングした結果、こうしたイベントに力を入れたと見ています
- ただし、ユーザの評価を見誤ったと思われる点があります。それは無課金にもランキング報酬で糸と模様をバラ撒いたこと。多くのユーザにとって、このイベントの報酬は破格です。そのため、CoWとどっちがいいのか、ユーザの評価を正確に測れない状態にしてしまったのです
あなたは楽しんでますか？ それとも、もう疲れましたか？
イベントガイド
征服エリア
[HeroWars攻略]征服エリア
征服エリア6で活躍したチーム
[HeroWars攻略]征服エリア6で活躍したチーム
疲弊してるのは縛りのきついトップギルドだからこそじゃないのかなぁ？うちのお気楽ギルドは一応ゴールドだけど、和気藹々とギルメン同士が連携して楽しんでますよ。こんな詐欺ゲ―に睡眠削るバカがいる方が驚きですよ。
ここでは取り上げられていあせんが、ギルド間の同盟を結んだ場合、担当者は地獄を見ます。半日程度で条件をまとめて双方の意思を確認し、同盟締結後は、約束を守らない味方がいれば迅速に謝罪し、同盟先のメンバーが約束を破ったら、守るようお願いする。相手がインしていなかったら、こちらで対処してもよいか同盟先の担当者に都度確認する・・・2回同盟を結びましたが、仕事で取引先に謝罪して回るような過酷さでした。また、先方の担当者も本当に良い人に当たって申し訳ないぐらいでしたが、やはり相当な心労を抱えていましたね。
疲れてはいないが、以下の2点でしらけている。
１．ギルドの利益と個人の利益が相反している。ギルドの発展には有害である。
２．レベルが高いマッチングでは、同じ成績に対して、報酬が高くあるべきであるが、そうなっていない。
上記が解決し、かつ、ログイン時間の制限による資源の消失がデイリーのエネルギーと同程度になれば、面白いゲームモードになると思います。「24時間張り付いていて対応できる方が有利」は、ある程度残っても構わないと思います。
加えて、「複数のプレイヤーで協力して村を守る」がうまく機能するためには、「他のプレイヤーが村を守ることに協力せず、自分が居座る方が得」という状況をなくす必要があります。そうすると、フリーライダーの問題が発生しますが、それは、ギルの活動、チタン石、リアルマネーでの購入のおこぼれと同種の問題であり、解決可能と考えます。